がん以外の持病があっても、がん保険に加入することはできるでしょうか?
実は「できる場合もある」のですが、同じ病気に対しても「この保険会社のがん保険には加入できないけれど、あの保険会社なら加入できる」といった差が生まれやすいのです。
そのため「がん以外の持病」があるだけで、がん保険の加入を諦めるのではなく、加入できる保険会社、商品を探してみるのが良いかもしれませんね。最近では「がんにかかったことがある人も、加入できるがん保険」まで、登場しています。
これは「がんにかかったら、治らない」という時代ではなくなってきたことを、反映していると言えますね。
がん保険の口コミで良い評価がされているところでも、持病がある方が入れなければ意味がありません。
そのため、保険料が多少かさんでも「対面販売式」の保険を選ぶこと、告知事項などは正直に告げておくことなどが、必要でしょう。
持病がある場合「この病気に関しては保障をしない」という条件がつく場合がありますので、その点も担当者にしっかり確認しておきましょう。
がん治療の難しいところは「がんの診断を受けた時点で、患者さん一人ひとりの状態が、大きく違う」ということがあります。
かなり進行するまで、症状があまり出ないがんもありますし、女性の乳がんのように「健診を受けよう」というアピールが盛んになって、早期発見・早期治療ができる人が、増えているがんもあります。
厚生労働省「患者調査」の結果を見ると、乳がんの入院日数は、平成8年には平均36.1日だったものが、平成20年には平均15.5日まで短縮されています。一方で、肝臓がんのように症状が出るのが遅いガンは、平成8年の平均入院日数が38.4日に対して、平成20年には22.4日と乳がんに比べて、劇的な短縮はされていません。
がん保険については「入院給付金だけではなく、外来通院も保障してくれるタイプがいい」「診断給付金のあるタイプがいい」など、様々な口コミ情報が流れています。これらには「一理ある」のですが、がんが発見されたときの状態・どのように進行するかなどは、人によって大きく違いがあります。
がん保険に加入するなら、口コミだけではなく、ファイナンシャルプランナーなどの専門家の意見を、より重要視するべきだと思いますね。
がん保険の口コミは、契約された方の生の声として、とても役立つものですが、注意が必要なのは「がん保険だけに加入すれば安心」というわけではない、という点です。
がんは早期発見することによって、生存率がかなり上がる病気となっていますが、がんを乗り越えた後の生活をどうするか、という問題が起こってきます。
「働けない間、収入が途絶える」という場合には、たとえば「がん保険の入院給付金を多く設定して、途絶えた収入をカバーする」という考えもあったのですが、がん治療においては「入院していないが、職場復帰もできない」という期間が、増えています。
外来治療に関しても、がん保険からの給付が受けられる時代にはなっていますが、途絶えた収入部分までカバーできるかというと、がん保険だけでは難しいものがあります。
最近は、生前給付のあるがん保険を活用したり、所得補償保険にも加入したりして、途絶えた収入をカバーするという考えも浸透してきています。
収入が途絶えた場合に、どのくらいの保障が必要なのかを、ファイナンシャルプランナーに相談しながら明確にしていくといいと、私は思います。
Q.離婚とがん保険、注意すべきことは?
A.がん保険に加入しようとしている人に、保険の担当者やファイナンシャルプランナーの側から持ち出しにくいのが「離婚した場合」のことです。
がん保険で、家族契約、夫婦型などを選択しようとしている方は「万が一、離婚という事態になった場合、がん保険で受けられる保障がどうなるか?」「家族契約の場合、お子さんが結婚するなどして、籍を抜けた場合には、保障がどうなるか?」などを、きちんと知っておきましょう。
家族契約や夫婦型のがん保険が「全ていけない」というわけではなく、保険料が抑えられるといったメリットもありますが、デメリットを知った上で選択することは大事だと思います。
離婚や、一方が先に亡くなった場合などの話題は、契約者の側から質問しないと、曖昧になってしまうこともあります。
口コミ情報を参考にしながら「私が、今結ぼうとしている契約では、離婚・死別の場合の保障はどうなるか?」を確かめておくようにしましょう。
ご夫婦でがん保険への加入を考えるとき「年の差があると、がんになりやすいタイミングが違う」ということに、注意が必要です。
女性が年上の夫婦が、いまや4組に1組の割合に達しつつあるという厚生労働省の調査結果もありますので、たとえば「夫婦型」のがん保険に加入する場合は、「本当に夫婦型の保険のほうが得をするのか?」を検討する必要も出てきます。
女性特有のがんは、年を重ねれば重ねるほど、かかるリスクが高くなりますので、ご夫婦としての生活を長く楽しむためには、なるべく早く女性向けのがん保険に加入することも必要でしょう。
がん保険の口コミを参考にする際には「ご夫婦の状況は家庭ごとに異なるので、必要な保障の金額・保障内容も異なる」ということに注意が必要ですし、「女性が年上の夫婦」「男性が極端に年上の夫婦」など、従来は少数派とされてきたカップルが、これからは増えていくでしょう。
このことを考えると、ファイナンシャルプランナーにご夫婦の状況を話してみて、ご夫婦のマネープランを考えながら、その中でがん保険の位置づけをどう考えるか、が大事になっていくでしょう。
がん保険の口コミは「契約者の生の声」として、とても役立つものです。
ただ「会社の評判が良い、口コミで高く評価されている」というだけで、がん保険を選んでしまうのは、リスクが高いのです。
お金に関することは、感情に頼って判断するのはよくないと、私は思います。
「がん保険に加入した場合に、イザというとき、きちんとお金を受け取ることができるのか?」を判断できる指標の一つに「保険会社の格付」があります。
格付とは、その会社の債務履行能力をA・B・Cなどの記号で表したものです。
S&P、ムーディーズ、日本格付投資情報センターなどが各保険会社の格付を行っています。
今は良いランクに格付されているからといって、将来にわたってずっと安心な保険会社とまではいえませんが、現状で悪い格付をされている会社を、わざわざ選んで加入するというのも、考えるほうが良いでしょう。
私ががん保険を選ぶときには「格付を参考にしながら、口コミも参照して、いくつかの保険会社に絞り込んで、がん保険を選ぶ」という方法を取るでしょう。
Q.がん保険の口コミ、チェックするポイントは?
A.がん保険の口コミは、インターネットで簡単にチェックできますし、身近に加入した人がいれば、その人から口コミを得るということもできます。
ただ、がんになった人に「がん保険って役立ちましたか?」と聞くのは難しいですので、「保険商品について説明してもらえたか?」「最近のがん治療の変化と、それに対応するための保険商品選びについて、納得のいく説明が得られたか?」といった「担当者の方の対応」について、数多く触れられているのが現実です。
また、次々と開発されるがん保険商品への戸惑いも、口コミの中のいくつかに見ることができます。
「あれも心配、これも心配」という形で、どんどんがん保険や医療保険に加入していくと、保障内容がダブってしまったり、保険料が現在の生活を圧迫するようになったりします。
私も、そういう混乱に陥りそうになったのですが、ファイナンシャルプランナーの方に「保険料を払うための人生になるのも、おかしなことですよ」と言われて目が覚めました。
皆さんも是非「一人で何もかも決めなければ」と思い込まず、ファイナンシャルプランナーなど知識のある方に、相談してみてください。
Q.がん保険の口コミ、どう活かせば良い?
A.「がん保険に納得できるかどうか?」は、残念ながら「がんになってみないと、わからない」という面があります。
がん保険の口コミは、インターネットで探せば見つけられますし、ご近所・親戚・友人などから伝わってくる口コミ情報もあるかとは思うのですが、「がんになった」という状況で、「保険がいいか、悪いか?」を冷静に語ることができる人は少ない、ということは、私の経験からも言えます。
口コミは参考程度にして、「自分に必要な保障が受けられるか?」「保険料は、家計を圧迫しない設定ができるか?」などを重視して、がん保険を選ぶことが大事です。
また、がん保険だけのことを考えるのではなく、住宅ローン、子どもの教育費、月々に必要な食費や水道光熱費などとのバランスを考えて、家計に無理のない範囲で、がん保険に加入するという姿勢も大事です。
ファイナンシャルプランナーに相談すると、このような様々な観点からアドバイスをしてくださるために、面食らう人もいるようですが、人生全体を考えてのアドバイスを受けてみる価値はありますよ。
がん保険や保険会社と長く、安心して付き合っていくには「きちんと相談に乗ってくれる保険会社かどうか?」をチェックすることが大事です。
口コミ情報などを見れば、保険会社のパンフレットやホームページには表れない「担当者の印象」などの情報を、得ることができます。
ただ、担当者も顧客も人間である以上は、相性が良い・悪いということはありますので、口コミ情報を鵜呑みにしないことも大事ですね。
私も口コミや評判を調べてから、保険会社とのお付き合いを決めるのですが、「悪い情報が一つもない保険会社」というのは、まずありません。
自分にとって「ここだけは許せない」というポイントを決めておき、ファイナンシャルプランナーの方にそのことをお伝えして、保険会社を選ぶといいですね。
Q.人気のがん保険の口コミ情報を参考にするなら?
A.がん保険の口コミ情報を参考にするなら「口コミとは、個人の主観による意見なので、鵜呑みにしないよう気をつける」という姿勢が大切です。
とくに口コミサイトでは、悪い意見ほど印象的で、逆に良い意見はなんとなく懐疑的に見えることもありますが、「たまたま」担当者との相性が悪かった場合や、もちろん逆の場合もあります。
口コミ情報は、パンフレットには載らない生のユーザーの声を聞ける貴重なものですが、残念ながら、間違った情報や、書き込み主の勘違いでは・・といった情報をよく目にするのも事実です。情報の取捨選択は自己責任で、口コミ情報は参考程度にして、真偽が定かではないものはプロに確認してみましょう。